普天間神宮!秘密の地下空間へ潜入!!【普天満宮洞穴】
普天間宮の地下に眠る全長280mの鍾乳洞。琉球王府にも認められた由緒ある沖縄八社のひとつ、普天間宮はここから始まったと言われます。
沖縄貝塚時代(約3000年前)の遺物や2万年前の化石も発掘される貴重な洞窟の内部に潜入してきました。
普天間宮とは
Wikipediaより
普天満宮(ふてんまぐう)は、沖縄県宜野湾市普天間にある神社。宜野湾市で唯一の神社でもある。
現在の正式な社名は普天満宮となっている。別称は普天満権現。一般的には普天満神宮と呼称される。琉球八社の一つ。
宜野湾市の普天間にある神社で、本島中部の人にとっては崇敬神社的な役割があり、多くの参拝者が訪れる神社です。初詣には中部地区では一番の人出があるのではないでしょうか。私もお参りするのは、この神社と決めています。
琉球八社とは
琉球八社(りゅうきゅうはっしゃ)とは、琉球王国において「琉球八社(官社)の制」により王府から特別の扱いを受けた8つの神社である。
琉球王国時代に、国王から特に位の高い神社として県内に8つの神社が指定されており、その中の一つが普天間宮となっています。
那覇市に6つ(波上宮・沖宮・識名宮・末吉宮・安里八幡宮・天久宮)、北部の金武町に1つ(金武宮)、そして中部には宜野湾市に、この普天間宮の1つですので、やはり宜野湾市のみならず中部の人々にとっては特別な思い入れのある神社です。
地下の鍾乳洞
琉球八社の一つであり、沖縄本島中部地区の人々に崇拝される普天間神宮。その始まりは首里から訪れた女神が普天間の鍾乳洞に籠ったため、その洞窟に社を立て祀った事が起源とされています。
その洞窟は、現在の普天間宮本殿のある敷地の地下に広がっています。
洞窟の全長は約280mにも及びますが、そのうち数十mだけ一般に公開されています。
「普天満宮洞穴」内では、約2万年前の琉球鹿、琉球昔キョン、イノシシなどの化石や、沖縄貝塚時代(約3000年前)の遺物も多数発掘される貴重な研究対象の場にもなっています。
今回はその普天間宮の内部に潜入してきました。
「普天満宮洞穴」内の見学は受付が必要です。先ずは拝殿に向かって左側の祈願控所前の名簿に代表者名を記入し、祈願控所内で呼ばれるのを待ちます。
私の場合は1分ほどで呼ばれましたが、20分程度待つこともあるようです。料金は無料です。
巫女さんの後をついていくと左奥から拝殿裏の地下鍾乳洞入口まで案内されます。鍵のかかった入口を開けて中に入ると、巫女さんは入らずに帰って行き、ドアのカギをかけられました。オートロックで中からは出られるようですので、心配はないですね。
鍾乳洞(普天満宮洞穴)へ潜入
鍾乳洞まで続く地下通路には洞窟内で発掘された約2万年前の琉球鹿、琉球昔キョン、イノシシなどの化石と陶器などが展示されています。
鍾乳洞入口は数カ所に5~6段ほどの階段があります。全部で20段程度でしょうか。
バリアフリー対応ではないので、車椅子などの足の悪い高齢者や身障者の方には、見学は難しいかと思われます。
いよいよ普天満宮洞穴に入ります。
正面に祠が
洞穴内はライトアップされ床面には川砂利、側壁には浸食跡があり、そこが太古の昔に川であったことがうかがえますね。
正面階段を下りて中央の広場から左手に20mほど、右手に30mほどが見学エリア。その先にも洞窟は伸びているが柵がされていて行き止まり。5分もあれば見終えるくらいの空間です。
ひんやりとした空気と静けさが幻想的なイメージに増幅させて神秘的な気持ちになります。
ところどころ鍾乳石に注連縄が巻かれているのは、なんだろうか。ご神体?ではないか。巨大な鍾乳石への敬意でしょうか。
子宝祈願のパワースポットでもあるらしいので、なんだかそんな形状に見えてきました。
約10分ほど鍾乳洞内に滞在。来た道を戻れば出口です。案内してくれた巫女さんはもう居ないので帰ります。
普天間宮へのアクセス
住所:沖縄県宜野湾市普天間1丁目27−10
お車で
宜野湾市普天間の普天間交差点突き当りです。市街地のど真ん中にあるのですね。
路線バスで
バスは那覇空港、那覇バスターミナルともに多くの本数が出ていますので、「普天間」行きの表示が出ているバスならば、運転手さんに確認して直近のに乗車した方がいいでしょう。
特に本数が多いのは、那覇バスターミナル発は90番、那覇空港発は23番。本数も多いのでオススメです。
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