ウチナーンチュの長寿県脱落、5つの悪習慣
健康長寿県として長く知られてきた沖縄県。しかし昨年末に厚生労働省から発表された都道府県別平均寿命ランキングによると、女性は未だ7位と10位内をキープしているものの、男性は36位。下から探した方が早いという散々な結果に。
数年前までは全国No1の地位を守り続けていた沖縄県に何が起こっているのでしょう。
本稿では、健康寿命を縮めている沖縄の悪しき習慣について考えてみました。
歩かない、運動不足【車社会の弊害】
揚げ物、ジャンクフード大好き【食生活の乱れ】
シャワーで済ます【お風呂事情】
温泉大国、お風呂好きの日本人ですが、沖縄の人は湯船に浸かる習慣が特に少ないといわれています。
その理由としては様々ですが、戦後にアメリカの文化と住宅環境が持ち込まれ、シャワー中心の浴室が広まった事や暑い沖縄でお湯に浸かる習慣が根付かなかった事、また温泉のなかった沖縄に湯治などで温浴に親しむ事もなかったことなどが挙げられています。
しかし、湯船に浸かる事のメリットとしては、疲労回復を始め、体温を上げて血行を良くしたり、美容効果、神経の働きを助ける効果なども考えられます。
シャワーだけだと、いつまでも疲れが取れず安眠を妨げ、臓器の働きも悪くなっていきます。
せめて、週に一度だけでも湯船に浸かり、リラックスてみましょうか。
深夜の行動、寝不足【夜型社会】
沖縄県民は深夜の行動が多くみられます。
日照時間の長さ、日没の遅さによる夜の行動が多くなることに加え、公共交通機関の少なさから自家用車での移動が多くなり、終電などの時間的制約がなくなる事も一因でしょう。
結果、深夜の飲食店やディスカウントストアなどでも若者だけでなく子連れのファミリーまであふれている状況が見られます。
これでは寝不足が増して、健康を維持する事が困難なのは当然ですね。
モアイ(模合)、お付き合いの多さ【過剰飲酒】
沖縄には「模合(もあい)」と言われる助け合いを名目にした飲み会が多く開かれます。お友達どおしでの模合、職場仲間での模合、地域の友人での模合など一人でいくつもの模合を掛け持ちにしている者も少なくなく、毎週何件もの「飲み会」の掛け持ちが行われます。
また人の繋がりを過度に重視して「お付き合い」の数も多く、結婚披露宴などでもほとんど会った事の無い人まで招待するケースもあるようです。
暑くて明るい沖縄の夜で、お付き合いやお酒好きな沖縄県民に肝臓がとても心配になりますね。
悪しき習慣を断ち切って健康長寿県を取り戻そう
いかがでしたか。
沖縄県が長寿県、健康の島だというのは、もう既に過去の話になっています。
しかし、適度な運動と食習慣、生活スタイルを見直せば、また必ずや「健康沖縄」を取り戻せるはずです。
いつまでも家族と共に健康で穏やかな暮らしを続けるために、出来る事から改善してみてはいかがでしょうか。
そしてまた、健康長寿日本一の沖縄を取り戻しましょう。