沖縄の足湯。無料スポット3つ
温泉にあまり馴染みのない沖縄ですが、近年はリゾート施設内や郊外の温浴施設ができ始めています。
そんな中でも今回は、無料で楽しめる「足湯」スポットに絞って3つ、ご紹介します。
ところでそもそも足湯とは?その効果・効能は?
足湯とは?足湯の効能と入り方
足湯とは、足だけを入れて温浴を楽しむ浴槽や、それを設置している施設の事です。
通常は温泉地や温泉施設などがサービスとして施設の外に設置していることが多いです。
足の血管を通して全身を温める事でその温泉の効能と同じ効果を受けることができ、服を脱がずに手軽に楽しめるので各地に広がり人気を得ています。
心臓が弱く、全身を湯船に浸かることが出来ない方や、高齢者などでも足だけで全身を温められますので、負担を軽減しながら温浴を楽しむことが出来ます。
膝の下あたりまでお湯につかるので、裾をたくし上げられるゆったりめのズボンで行かれることをお薦めします。
沖縄の無料で入れる3つの足湯巡り
宿泊先である沖縄本島中部の「ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート」を出発して1日に3つの「足湯」を制覇してみました。
沖縄本島の西と東、南に分散しているので かなりハードスケジュールでしたが、なんとかクリアできました。
Terme VILLA ちゅらーゆ(北谷アメリカンビレッジ)
北谷町のアメリカンビレッジそばのサンセットビーチ南入口にあります。
イオン北谷店と北谷野球場の間の道を海に向かって進みます。
この日は、お客さんも少なめでしたが、普段やイオンからの買い物帰りのお客さんや、サンセットビーチで泳ぎ疲れた観光客などで混んでいるそうです。
基本データ
施設名:Terme VILLA ちゅらーゆ
営業時間:8:00~23:00
泉質:ナトリウム炭酸水素塩温泉
効果・効能:ナトリウムが肌をスベスベにし、保温感を持続します。神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、切り傷、火傷、慢性皮膚病
※営業時間などの基本データは変更がある場合があります。詳しくは施設にお問い合わせ下さい。
龍神の湯・足湯(豊見城ウミカジテラス)
那覇空港にも近い、最近話題のショッピングエリア「ウミカジテラス」の入口脇にあります。
店舗の玄関前で、駐車場からお買い物やお食事に訪れるお客さんの行きかう所に設置されているので落ち着いて浸かれませんでした。
周りに人はいっぱいいるのに私以外、誰も入っていないという勇気のいる足湯ですね(笑)
しかし目の前はキレイな海。この海に癒されながら入る足湯は最高でした。
今は那覇空港の滑走路はこの施設の裏側ですが、目の前には「那覇空港第2滑走路」が現在工事中。
これが完成すると、目の前を航空機の離発着を見ながら入れる贅沢足湯として、人気のスポットになるのではないでしょうか。
基本データ
施設名:龍神の湯・足湯
営業時間:10:00~21:45
泉質:ナトリウム-塩化物強塩泉
効果・効能:血液の循環を良くし、筋肉を和らげ、保湿効果があるため冷え症などにも効果が期待できます。神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、病後回復期、病労回復、健康増進
※営業時間などの基本データは変更がある場合があります。詳しくは施設にお問い合わせ下さい。
伊計島温泉~黒潮の湯~(AJリゾートアイランド伊計島)
沖縄のドライブスポットである「海中道路」 その先をグングン進み最果ての島「伊計島(いけいじま)」
その島のまた北端に「AJリゾートアイランド伊計島」があります。
ホテルの中には天然温泉「伊計島温泉~黒潮の湯~」があってホテルのサービスとして玄関脇に足湯スペースが設置されています。
有難いサービスですね。しかし、ここ遠すぎます。
他の2つの足湯に関しては沖縄の人気スポットに併設されています。しかしここは伊計島に用のある人や宿泊客の専用と思った方がいいでしょう。
わざわざ、これだけを目当てに来た私は特殊なんでしょう。他には誰もいませんでした。はぁ~帰り道がまた遠いな。。
基本データ
施設名:伊計島温泉~黒潮の湯~
営業時間:6:00~23:00(水曜日の10:00~17:00はメンテナンスのため、利用不可)
泉質:弱アルカリ性の通称「美人の湯」
効果・効能:冷え性・肩凝りや血行障害の改善、筋肉疲労の緩和
※営業時間などの基本データは変更がある場合があります。詳しくは施設にお問い合わせ下さい。
温泉の馴染みのない沖縄でも気軽に楽しめる無料足湯はいかが?
いかがでしたでしょうか。もともと天然の温泉がなかった沖縄で温泉施設が開発されてきたのはここ数十年です。
沖縄の人はゆったりと湯舟につかる習慣の人は少ないと言われています。
一年を通しての暖かい気候や、米軍の統治が長かった影響もあり、シャワーで済ませる人が多いと言われています。
最近では大型ホテルのスパ施設や郊外型の温泉・温浴施設も少しづつ増えてきたので、沖縄の人々にもゆっくりとお風呂につかる習慣が出始めてきたようです。
温泉に対する興味があってもリゾートホテルのスパにわざわざ行くのはちょっと・・・。と思っていらっしゃるウチナンチューも多い事でしょう。
こうした無料足湯ならもっと気軽に温泉気分を楽しめるのではないでしょうか。
やんばるや南部へお出かけの際に、ちょっとだけ寄り道をして無料足湯を体験してみてはいかがでしょうか。