沖縄の赤面必至な下ネタ地名6つを巡る
日本国内でも特別な文化と歴史を持つ沖縄。県外出身者には難読地名が多くあります。
そんな独特の地域なので、どうしてそんな卑猥な地名なの?と赤面必至なスポットに出会い、驚かれる事もあるでしょう。
【おんな】【いんぶ】【まんこ】今回はそんな沖縄の下ネタ地名を集めました。
おんな売店(恩納共同売店)

美ら海水族館に向かう途中の北部ドライブを楽しんでいると、突如ぎょっとする看板に出会います。
「おんな売店」???女性を堂々と販売していると言うのか?
実際には、恩納村恩納(おんなそんおんな)と言う集落にある地域の住民で共同設立した「恩納共同組合売店」というスーパーマーケットでした。
それならなぜ?看板にはひらがなの「おんな売店」としたのでしょうか。これは狙ったとしか思えないですね。
おんな売店の詳細についてはコチラの記事をご確認下さい
おんなのいんぶ(恩納村伊武部)

「おんなのいんぶ」平仮名で見ると、かなり悪ふざけのような地名ですが、漢字で書くと「恩納の伊武部」です。
恩納村の名嘉真(なかま)集落内にある小字名です。
この画像のバス停は、「伊武部ビーチ前」ですが、南側手前のバス停は「伊武部希望ヶ丘入口」、北側奥のバス停は「伊武部」になります。
いんぶパラダイスですね。いんぶ希望ヶ丘なんて、嬉しい響きじゃないですか。
この地は「かりゆしビーチリゾートオーシャンスパ」や「沖縄スパリゾートエグゼス」などの超大型ホテルの集中するリゾート地であり、また2019年には「ハレクラニ沖縄」などのハワイ発ビッグリゾートもオープン。
別荘地の 伊武部希望ヶ丘 と合わせて、沖縄を代表する高級リゾート地となっており、全然卑猥な土地ではありませんでした。
おっぱだけ(乙羽岳)
少し疲れ眼の夕方にこの文字を見るとビックリです。あと一文字どうにかならなかったのでしょうか。←なにがだよ(笑)
北部の今帰仁村(なきじんそん)にある275mの山です。
実際にはこの地は乙羽岳(おとはねだけ)と読むのですが、地元の友人たちがおっぱ岳と呼んでいたので気になって聞くと、地元では「おっぱだけ」と呼んでいるらしい。
確かに現地へ行ってみると「(有)おっぱ乳業」なる会社がありました。
おっぱからミルクが!( おっぱ乳業 )

おっぱの名の地に「おっぱ乳業」
偶然でしょうか?
おっぱ(い)からミルクなんて狙って付けたネーミングみたいですが、以前には本当にこの乙羽岳で乳牛を育てていたらしいのです。
おっぱ乳業の商品は名護市の「道の駅許田」などに店舗(おっぱジェラート工房)を構えていますので、そちらでご賞味下さい。
「へのこ」が大きくなるって東北民には刺激が・・(辺野古)
普天間飛行場(米軍基地)の移設先として何かと話題の名護市辺野古地区。
「へのこ」には名護市の地名の他に、日本の古語では、男性のおちんちんの事を指すらしいですね。
また今でも、東北地方やその他いくつかの地域でも方言として残っているようです。
東北の女性が辺野古基地拡張のニュースを見るたびに「へのこが大っきくなるなんて・・」と顔を赤らめているのでしょうね。
カマらの街( かまら:沖縄市嘉間良 )
かまらの町、カマ達のまちではありません。正確には「嘉間良」と書きます。
地元では「かまはら」と言う人もいて不思議ですね。
LGBTの先駆けのような町なのでしょうか。同性婚の先進地区というわけでもなさそうです。

特に何もない住宅地です。が、集落内に古ぼけた民家のような大衆食堂「松屋食堂」があり、この店がとても面白い。
店主のおばちゃんがとても人懐こくおしゃべりで、料理の合間や食事中にもず~っと話しかけてきます。
おしゃべり好きな方には、地元情報などが聞けて楽しいですよ。
漫湖(まんこ)
この湖はもう、テレビの全国放送などでも良く紹介されているので、みなさんご存知ではないでしょうか。
まんこ(漫湖)です。沖縄以外の女性には、声を出して読むことに抵抗があるのではないでしょうか。
しかし沖縄では女性のアソコをこうは呼びませんので、全く思っているような意味合いはありません。ちなみに沖縄では女性のあそこを「ほーみ」と言いますので。全然、関係ないですね。
湖と名が付いていますが、実際には「国場川(こくばがわ)の一部です。
この名が付けられた琉球王国時代には、今ほど 湖 周りの埋め立てや干拓も進んでおらず、もっと大きな湖だったようです。
それ以前は大湖(たいこ)と呼ばれていましたが、中国からの使者が訪れた際に水を満々と蓄えたその湖を見て「漫湖」と名付けたと言われています。
漫湖(まんこ)は世界に認められた湿地帯
漫湖は渡り鳥の中継地となっており、多くの100種以上の鳥類が生息しています。
他にも貴重な動植物が生息していて、1999年(平成11年)5月にはラムサール条約の登録湿地に登録されているのです。
なんと、まんこ公園は世界に認められた貴重な濡れ場だったのです。
漫湖(まんこ)公園で癒しの時を!
漫湖の両岸には「漫湖公園」が横たわっています。
ラムサール条約に登録されているだけあって、公園内は植物園状態。多くの熱帯・亜熱帯の動植物に出会えます。
公園内の漫湖水鳥湿地センターは野鳥観察用の設備も整っていて入場無料で楽しめます。
またスポーツ施設も整備されていてジョギングやお散歩なども楽しめます。
一日中、ゆったりとくつろげる空間になっています。
まんこの潮吹き(漫湖公園のクジラ遊具は潮を吹く)
漫湖公園の南側公園内に大きなクジラの遊具があります。
このクジラさん、なんと定期的に潮吹きを行います。
漫湖で潮吹きなんて、夢があるではないですか。実際にはぴゅーって感じの放出ではなく、軽いミストなのですが、暑い沖縄の涼をこのクジラさんが担っているわけですね。
沖縄に悪気はありません。歴史・文化が違うのです。
どうしてこんなエロ地名になったんだ?と思うようなスポットが多くありましたが、勘違いしないでください。
沖縄の人は、こんな地名を悪ふざけで名付けたわけではなく、それぞれが地元にとっては意味のある大切な名前なのです。
日本の他の都道府県とは歴史も文化も言語も異なる琉球王国時代に名付けられた名称がほとんどです。
地域の人たちにとっては誇りのある地名なのですから笑わないで、怒らないであげましょうね。
これらの土地の近くに行く機会があれば、車を停めて、バスから降りて地域をぐるっと回ってみるのも楽しいのではないでしょうか。