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ネーミングセンスが衝撃的な沖縄郷土料理7選


日本本土とは異なる食文化を持つ沖縄の郷土料理。他県ではなかなか見かけない食材が使われているのも面白いのですが、気になるのはその料理名。

そのものズバリの爆笑系から、方言名を日本語に訳すると見えてくる衝撃系まで、沖縄のテーゲー(適当)なネーミングセンスに驚きです。

どれも食べると美味しい沖縄の家庭料理ばかりです。厳選してご紹介いたします。

 

 

中身汁

まずは私の大好きなイチオシ料理、中身汁(なかみじる)です。お店によっては中味汁との表記もあります。

豚肉の内臓(モツ)を煮込んで、澄まし汁にした汁物料理です。鰹出汁であっさりと仕上げられた上品な味で、元々はお正月に食べるお雑煮的な料理でした。

島人そばの中身汁

島人そばの中身汁

豚の内臓だから、内臓ってカラダの中身でしょ!ってことで、中身(なかみ)らしいです。

なんと、ざっくりとそたネーミングなんでしょう。かつての沖縄にはモツ煮込み汁とか名前を捻る気は無かったんですね。

元々はお正月料理ですが、今では沖縄のほとんどの食堂で提供されていますので、優しいカツオ出汁を味わってください。

 

  

 

チーイリチャー

チーイリチャーは直訳すると「血を炒める」。なんだかホラー染みて来ましたね。

久松食堂のチーイリチャー

久松食堂のチーイリチャー

豚の血液と豚肉を炒めた料理です。血を食べるなんて大丈夫なの?お腹をこわさないの?ゲテモノでしょ?

なんて思われるかもしれませんが、これがなかなかイケるのです。

 

実は血液を使った料理はドイツやフランス、スペイン、イタリア、ロシアなどのヨーロッパでは主に腸詰(ソーセージ)の材料として、また東南アジア各国や中国、台湾ではスープの材料として食されてきた割とポピュラーな食材なのです。

 

沖縄が日本の一県として組み込まれてからは、日本食に合わせて敬遠されて来た食材ですが、元々は立派な郷土料理。近年また沖縄食が、そしてチーイリチャーが見直されてきています。

しかし料理名が「血を炒める」って~笑 直球すぎでしょ~。

 

ただお店によっては、クセが強い場合もありますので、チーイリチャー初心者にも食べやすく処理されたコチラの「久松食堂」からチャレンジされてみては、いかがでしょうか。

  

 

骨汁

豚の内臓も血もいただいたのですから、もう骨までいっちゃいましょうか。

お次は、骨汁。

がじまる食堂の骨汁

がじまる食堂の骨汁

豚肉を解体している時にお肉をそぎ落としていくと残ったあばら骨。その骨に残ったスキマ肉が実は一番美味かったりするんですね。

それをジックリと柔らかく煮込んで、カツオ出汁の汁物にしました。沖縄の汁物はカツオ出汁が主流なんですね。

 

もともとはお店の賄い飯的な存在であったはずなのがこんな美味い料理、お客からのリクエストもあり提供する食堂が増加中です。

残り物の骨を煮込んだから骨汁。単純ネーミング系でした。

 

おかず

沖縄のどこの食堂にもあるメニュー「おかず」です。詳細は店舗によって異なりますが、ほとんどのお店は「豚肉と野菜の煮付け」です。

おかず

おかず

お店ごとのオススメ定食ということ。

ただ煮付けメインの「おかず」を置いていているお店でも、他に「煮付け定食」も「日替わり定食」もあったりするので、定義づけが良く分かりません。この画像のお店では煮付け料理に白身魚フライが付いていました。

もちろん沖縄食堂では定番の「定食」と書かれていなくても、ご飯と味噌汁が付いてくるのが一般的です。

 

しかし「おかず」って、つまり「主菜!」って言い切っちゃっているんですよね。力強いネーミングですね。

ほとんどの大衆食堂にあるメニューですので、それぞれのお店のバリエーションをお試しください。

 

 

サーターアンダギー

いまではメジャーな沖縄スイーツに地位向上したサーターアンダギー。直訳すると、砂糖てんぷら。

サーター(砂糖)+アンダ(油)+アギー(揚げ物)=砂糖を油で揚げたもの(砂糖天ぷら)なんですね。

三矢本舗のサーターアンダギー

三矢本舗のサーターアンダギー

古くから沖縄に伝わる縁起物のお菓子です。

小麦粉と砂糖だけで揚げたので、サーターアンダギー。分かりやすいネーミングです。

 

おんなの駅なかゆくい市場のサーターアンダーが8つのフレーバーでオススメですよ。

  

専用の粉も販売されていますので、自宅でも簡単に作れます

 

 

ナーベラー

ナーベラーとは、ヘチマの事。こちらの画像は「ナーベラーンブシー」、ンブシーは蒸すと言う意味なのでヘチマの蒸し煮料理という意味です。

ここで気になるのはナーベラーの語源。

ナーベラーンブシー

ナーベラーンブシー

ナーベラーはヘチマの意味であることは前述しましたが、そのナーベラーの語源は「鍋洗い」

ヘチマ自体、県外ではあまり食さずに乾燥させてタワシとして使っていたと思うのですが、沖縄でも元々はヘチマは乾燥させて鍋を洗うタワシとしても使っていたとの事。それを食材としても利用していたのです。

 

なので、ナービ(鍋)+アラヤー(洗う物)=ナービアラヤー

からの、「ナーベラー」

食材に「鍋を洗う物」って名前を付けて、それを食する事になったなんてさすが沖縄のネーミングセンス。ここでも光ってますね~。

 

あんだんすー

沖縄の古くから伝わる、ご飯のお供「あんだんすー」です。

直訳すると、あんだ(油)みす(味噌)=(あんだみす)からの、あんだんすー(油みそ)です。

あぐ~あんだんす~3個入(amazon)

あぐ~あんだんす~3個入(amazon)

脂身も少しは混じった豚肉と味噌を混ぜたから「あぶらみそ」。肉味噌でもよかったんじゃないですかね。

過去には、県外からの観光客にも分かりやすく「油味噌」と書かれた商品名で多く販売されていましたが、さすがにそのネーミングでは、油の味噌?不味そう!ってな感じで売り上げが伸びなかったよう。

そこで古くからの「あんだんすー」に表記を変えたところ、昨今のご飯のお供ブームと相まって爆発的に売り上げが伸びてきています。ホントは美味いんです。

何も直訳せずに「豚肉入り味付けみそ」や「肉みそ」で良かったんですけどね。

 

 

 
 

いかがでしたか。

沖縄の面白ネーミングの家庭料理でした。

どれも、ネーミングの衝撃以上に美味しい料理ばかりですので、街の食堂でみかけたらぜひお召し上がりください。