ユニバーサルスタジオ沖縄は将来のカジノ進出への布石か!?
先日、ユニーバーサルスタジオジャパンが沖縄にテーマパークを開設する事を発表しました。
いまなぜ沖縄にテーマパークなのか?
沖縄にもジュラシックパークやハリーポッターが出来れば、リゾートのついでにUSJ沖縄のアトラクションも楽しめると考えがちだがどうやらそういう話でもないようだ。
ユニバーサルスタジオ沖縄(USO)の場所は?
USJを運営する企業によると場所は沖縄本島北部の本部町、沖縄美ら海水族館を擁する沖縄国営海洋博記念公園の敷地内。
新テーマパークと沖縄美ら海水族館の施設利用者の目標を開業5年以内で年間620万人で、2020年春までの開業を目指しているとの事。
そんな海沿いにもちろん映画のテーマパークが似合う訳もなく、発表によれば「沖縄の自然を活かしたテーマパークでユニバーサルの名称も使わない」との事で、良く分からない話が進んでいます。
南国色を打ち出して自然を活かしたテーマパークとはいったい何なのか?
そんなものに年間620万人も人が集まるのでしょうか?
疑問が残りますが、確かにUSJは新テーマパークだけで620万人とは言っていないのです。
「新テーマパークと沖縄美ら海水族館の施設利用者の目標を開業5年以内で年間620万人」です。ここに数字のカラクリがありました。
美ら海水族館のある沖縄海洋博記念公園は昨年の入場者数が430万人(14年度の沖縄美ら海水族館だけの入場者数は323万人)。
現在増設中の「那覇空港第2滑走路」が完成すれば、沖縄美ら海水族館と沖縄海洋博記念公園だけでも順調に伸びれば600万人の入場者は達成する数字なのではないでしょうか?
しかし計画では、約600億円を投資して、利用者目標数の内訳は新テーマパークが200万人、水族館が420万人となっています。
少し規模の小さな話のようです。
ではなぜ、USJは沖縄にそんな中途半端なテーマパークを作るのでしょうか?
カジノ解禁に向けて沖縄への足掛かり?
普天間飛行場の辺野古移設で国と話が平行線のまま、もめ続けている沖縄県ですが、実は前知事の頃から、カジノ法案成立を見込んでのカジノととIR(統合型リゾート)の誘致計画が進んでいたと思われます。
カジノの誘致には東京・大阪・沖縄が有力と言われていますが、いずれカジノ解禁となった時の為にカジノ事業への進出が前向きと言われるUSJが沖縄県とのつながりを作っておく、カジノ解禁への準備をしているとの考えもアリなのではないでしょうか?
いずれにしても新しいテーマパークの建設で活気が出るのはいい事ですし、エンターテイメントを融合させたカジノ開発ならば雇用面・経済面で考えても巨大なパチンコ産業に比べればまだまだ健全なのではないでしょうか。
世界中で計画をとん挫させるのが得意なユニバーサルスタジオがまた口先だけでなく、計画を推進させ沖縄経済に貢献して行けのか、今後の推移を見守っていきたいと思います。