ソーキそば発祥の店で軟骨入り「まかないカレー」
ソーキそば発祥のお店で頂いたのは、「沖縄そば」ではなく、なんと!カレーライス。
こちらの食堂の「まかない飯」として生まれたカレーですが、そこはソーキそばの本家、ただのカレーライスではありませんでした。
沖縄市の支店でいただいた【軟骨ソーキ入りまかないカレー】をお伝えします。
今回訪れたのは沖縄市の「我部祖河食堂コザ店」
ソーキそば発祥の店はどこ?
沖縄そばの上に、煮込んだ豚のあばら肉(ソーキ)を乗せたソーキそばですが、その発祥はどこなのでしょうか。
沖縄そば自体は、明治のころから既にあったようですが、ソーキを乗せるアイデアはまだ数十年ほどだと言われています。
その元祖は諸説あって、どちらも名護市の「我部祖河食堂」と「丸隆そば」
私が小さい頃に通っていたのは大通りに面して目立っていた丸隆そばの方で、我部祖河食堂はお店自体知りませんでしたが、今では我部祖河食堂の方がチェーン店化して色んな所で見かけるようになりました。
我部祖河食堂の店内に「ソーキそば発祥」の表示がされていますので、よほどの自信と根拠があるのでしょう。
我部祖河食堂のメニュー
それでは、「ソーキそば1つ」と注文したい所ですが、注文の前にまずはメニューを拝見
「そば」だけで9種類、他に汁物や定食類もあるんですね。まあ、食堂ですからね。
ドリンクやデザートなどのメニューも充実しています。
画像がぼやけて見にくくてすみません。画素数落とし過ぎた上に手ブレがひどいですね。
「沖縄ちゃんぽん」なんて、超ど級のローカルメニューもありますね。
ここで突然、目に飛び込んできたのが、我部祖河食堂の新メニュー「まかないカレー」
今までカレー系のメニューは無かったはずなのにホントに賄いでしょうか。
ただの新メニューだと思われるのですが、賄いから生まれたメジャーデビュー品だと信じることにしましょう。
はい、すみません。本日最悪に画質悪いですね。手ブレが。。
「まかないカレー」です。店員さんに聞くと、「カレーライスに軟骨ソーキがのってますよ」との事。
なるほど、ソーキそば発祥店の意地とプライドは賄い飯でも捨ててなかったんですね。
さすが、我部祖河食堂です。軟骨ソーキの煮込みがのっているカレーライスなんて、私は初めての経験です。
ソーキそば本家で、あえて「カレーライス」
今回は、迷わず「まかないカレー」を注文です。
ソーキそばの本家(元祖?)に来て沖縄そばを食わずにカレーライスなんて。
申し訳なさから注文の声も遠慮がちになりましたが、店員さんはあっさりとオーダーを通してくれましたよ。
我部祖河食堂のカレーライスは、ソーキ軟骨入りキーマカレー
まつこと約10分、注文の品「まかないカレー」がやってきました。
大きなジャガイモと人参、そして軟骨ソーキが乗っています。
ソーキは2枚、入っていました。なんだよ2枚かよ。もう少し期待していたのに。と思いましたが。
しかし、それだけではありません。
ルーの中には、たっぷりと豚ひき肉が。水分多めですが挽肉が入っているという事は、キーマカレーですね。
キーマカレーの定義を調べてみると、挽肉が入っていればキーマカレーだそうで、その割合や水分量などは関係ないそうで。
これは、ソーキ入りキーマカレーです。
味は少しピリッとした中辛で豚ひき肉との相性もバッチリです。
ただ、ご飯の量に比べてルーが少ないです。写真では分かりにくいですが平皿ですのでとてもルーのプールが浅いです。男性には少なすぎるかも。
トッピングのソーキ自体は「ソーキそば」に乗っけているものですので、とろっとろに煮込まれていて、ナンコツ部分も噛まずにとろけるほど柔らかでした。とても美味いです。
しかし、中辛のカレーに、甘ダレで煮込まれたソーキはお互いの良さを殺しあっているようで残念な気はします。
ソーキは残して最後に食べるといいかもですね。
我部祖河食堂コザ店へのアクセス
我部祖河食堂コザ店は、沖縄自動車道「沖縄南IC」を下りてすぐ目の前です。