絶対外せない万座毛の5つの魅力。再開発で有料になる前に行っておけ。
万座毛は沖縄本島北部の恩納村中央部に位置する観光地。
沖縄観光を計画する際に訪れる候補地の一つとして人気のスポットです。
その昔、首里の琉球国王が地方巡りの道中でこの地を訪れ、「万人を座するに足る毛(広っぱ)」と称讃したのが地名の由来だと言われています。
当時は今、公開している部分よりももっと広かったらしいですね。
しかしなぜ、この海沿いにある断崖絶壁の芝生広場が、人々を魅了し何度も訪れる人気スポットになったのでしょうか。
本稿では、万座毛の魅力と、変わりゆく万座毛の今後のすがたを探ります。
万座毛をオススメする5つのポイント
沖縄を訪れる主な目的は「海」。
全国屈指の透明度を誇り亜熱帯に位置し、色とりどりの熱帯魚で溢れる沖縄の海は人気のダイビングスポットとなっています。
また真っ白い砂浜のビーチやリゾートが並び、非日常空間での癒し体験がリピーターを増やし続けています。
沖縄の観光客数は年間930万人を超え、1千万人に届く勢いで増え続けてて、そのほとんどが沖縄観光の目的に「海」を挙げています。
同じ「海」にもダイビングや海水浴、マリンスポーツなど目的はさまざまですが、ただただ海の広さを感じ、眺望を楽しむ「観光」にはこの万座毛が最適です。
東シナ海を俯瞰で眺められる
海中の景色や、ビーチでの等身大の目線で眺める海だけでなく、30mの断崖絶壁から見下ろす「俯瞰の海」もいかがでしょうか。
高い位置から海を見下ろすと海水の高い透明度によって、海底の岩肌や群れる熱帯魚まで眺められます。
東海岸の太平洋に比べて西海岸の東シナ海は、波も静かで心穏やかに安らげます。
この位置からの眺望によって心が広く大らかになり、日ごろのストレスが吹き飛ぶことでしょう。
むき出しの琉球石灰岩からカルサイトのパワーを頂く
以前の「沖縄で癒される本当のワケ。巨大なパワースポットで浄化とエネルギーチャージ」で紹介した沖縄の島全部がパワースポット説ですが、その中でも特にこの万座毛は沖縄に眠る超巨大なパワーストーンである琉球石灰岩がむき出しになっているスポットのひとつです。
琉球石灰岩の主要構成鉱物であるカルサイトには、意識や集中力を高め、前向きな気持ちにさせるエネルギーを増幅させる効果があると言われています。
万座毛の海岸で爽やかな風を浴び、雄大な景色を眺め、心を研ぎ澄ましカルサイトのパワーを受け取りましょう。
那覇空港や国際通りよりも格安なお土産品
万座毛の観光コースをまわった後は、駐車場の前にあるお土産品店を覗いてみましょう。
施設は公共のもので、ほとんど経費をかけていないため お土産品が、とても格安で販売されています。
民間の観光施設のように旅行会社やバス会社との提携もないのでリベート分の上乗せなどもないようです。
モノによっては、那覇空港や国際通りの約半値近いのもあるようで、連れて行ったお客さんからはあそこで買っておけば良かった~なんて声もよく聞かれますよ。
万座毛の奥に足を延ばして、ガイドブックにない裏万座の大自然を満喫
通常の万座毛の散策コースは観光客向けの30分程度の「時短コース」になっています。
実は万座毛にはあまり公開されていないロングコースと、その先にある奇岩エリアが続いています。
「裏万座毛」、「奥万座毛」とでも言いましょうか。
そこにはまだ開発されていない沖縄の本当の自然の海岸と奇岩がおりなす絶景ポイントが広がっています。
地元では「アポガマ」、「ウドゥイガマ」、「ジリマシ」と言った名前が付いている海岸です。
今後、現在工事中の「万座毛新第2駐車場」からの新ルートも検討されていますので、行きやすくなってくると思います。
今でも「現第2駐車場」の脇から逸れて畑の奥を進むとたどり着けますが、現在の行きかたと現地の詳細はまた次稿でご紹介いたします。
日没の時間を狙って、壮大な夕陽の絶景を楽しもう
日中の青い海を見下ろす万座毛も絶景ですが、再訪するならばぜひ、夕暮れの日没の万座毛に行かれることをお勧めします。
見渡す限りの障害物の無い水平線に沈む夕日を、万座毛の岸壁を前景のシルエットにして楽しむことが出来ます。
また観光コースから外れて岸壁の先まで進むと、観光ルートの喧騒から逃れた静けさの中で感傷に浸れます。
そこでは見渡す限りの、水平線以外の何もない海に沈む夕日を独り占めにできます。
時を忘れて眺めていると日は沈みこみ、あたりは真っ暗になります。
一日の終わりをしっかりと実感できる私の大好きな万座毛での時間の過ごし方です。
大リニューアルで生まれ変わる万座毛
大駐車場と大型商業施設の整備で道の駅風の「休憩・買物・食事」スポットに
沖縄観光での有名なスポットである「万座毛」ですが、実は年々観光客数は減り続けています。
沖縄全体の観光客は増え続けていて、周辺にも人気のスポットやリゾートホテルも増え続けているのにです。
その原因を探ってみたところ、万座毛の駐車所不足による周辺道路の交通渋滞、また施設の老朽化によるお買い物やお食事処としても魅力の低下が挙げられているようです。
万座毛の駐車場不足を改善
そこで、地元の役所や観光関連団体によって、万座毛のメイン施設と大駐車場の整備工事が今年から始まりました。
全施設の完成までは、あと2年ほどかかるようですが、完成すれば普通車200台以上、大型車20台以上の大駐車場と「休憩・お買い物・お食事」の楽しめる大型商業施設の工事が進められています。
イメージとしては、全国各地にある「道の駅」のような施設になるとの事でした。
施設管理のために入場料徴収を検討、無料で入れる今のうちに行っておこう
万座毛のメイン施設や駐車場の工事や散策ルートの整備、美化が進められることで、管理費を捻出する目的で「入場料金」を導入することも検討されています。
県内のほかの公的な観光地でも入場料金が導入され始めていることから、エコのためにも自然な流れなのでしょうね。
導入されても公共の観光地ですので、100円~300円程度かと思われますが、無料で楽しめる今のうちに一度は行っておきましょうか。
万座毛の工事期間中は混雑が予想されます。時間に余裕を持って
万座毛のリニューアル工事期間中は、駐車場の利用も制限されています。
仮説の第2駐車場も用意はされていますが、お時間に余裕をもって行かれてください。
万座毛へのアクセス
万座毛までの地図(GoogleMap)
万座毛にバスで行くには
※バス料金は改訂されている場合があります。バス会社の料金表示に従ってください。
那覇空港から万座毛まで
国内線ターミナルビル【3番乗り場】から
- 120番 名護西空港線(名護バスターミナル行き)にて約120分(1,450円)
恩納村役場前(おんなそんやくばまえ)前バス停で下車後、道路標識の案内に従い約1㎞。徒歩になります。
坂道になりますので、歩いて15分くらいです。
那覇バスターミナルから万座毛まで
那覇バスターミナル【11番乗り場】から
- 120番 名護西空港線(名護バスターミナル行き)にて約110分(1,360円)
- 20番 名護西線(名護バスターミナル行き)にて約110分(1,360円)
※上記、2路線どちらでも(時間帯によってルートが異なります)
恩納村役場前(おんなそんやくばまえ)前バス停で下車後は空港からと一緒です。